Jigahouboku công khai
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負担の膨らみ知らないうちに押し付けられる減るように見え結局さらに膨らんでいるそれぞれの見ないふり見ないふりで理由をつけて増やしてゆくいつかその時が来るある日突然破裂してそれまでの日常は変わってしまう負担の膨らみ気づかなかったとは言わせないそうなる前にできたはずのこと
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どちらの味方になるそれともどちらの味方もしないはっきりと決められない状態の続き見えないところで分断されそれぞれとの距離が遠くなってしまうどちらも大切でどちらかに偏りたくない間違っているつもりはなくても気が付くと周りに誰ひとりいないどちらかの味方になる
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新しい娯楽途切れる事なく生まれ続けるそろそろ飽きてしまう頃に都合よく目の前に現れる死ぬまで一生困ることのない新しい娯楽いつか自分の番になるまででもそれはきっと来ない周りを見て身を弁えていれば十分に気をつけて火の粉が降りかからないように
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似てるけど違うひとそんなはずはないそれとも見間違い開かれるはずの扉が閉ざされたままなのはすれ違ったのは似てるけど違う人だから張り紙に書かれた知らない人の文字似てるけど違うひとが誰だったのかあの時話しかけていればこんな結果にならずに済むことができたのに
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空の下の戸惑い写っているものを見ると思っていたものとは違うこのまま残しておくわけにはいかない澄み渡る美しい青の下で不釣り合いで似合わないものいつからこんなふうに違ってしまっているあるいは何も変わっていなくて今頃になって気付いただけかもしれない
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非常式に出席する左腕のねじをもう一度ゆるめてから冷静を装って何事もなかったかのように他人と区別のつきそうにない希薄な存在感で非常式に臨む祭りの夜に薄暗い病院の扉を叩く暗がりの奥に赤い光だけが見える何度叩いてみても内側からの反応がない望みを絶たれて座り込んでしまう
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少しずつ変わってゆく望んではいなくても少しずつ変わり続けるそれを止めることはできない目の前にあるものにしがみついて自分の世界を守ろうとするそれが変わることを受け入れられずにいる自分自身が変わり続けているのに神様でさえ拒絶できない変わり続けるその様子を眺めるだけ変わり続ける
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真夜中の貨物列車あらゆるものが寝静まった夜にひとりだけ眠れないでいると遠くの汽笛が聴こえてくる間隔を短くしながら少しずつ大きくなって耳を塞ぎたくなるくらいになると不意に扉が開いて誰かが入ってくるそれが誰なのか暗くてよくわからないしばしの沈黙のあと迎えに来たよという真夜中の貨物列車に乗っていこうみんな君が乗り込むのを待っている
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最後の一粒を大切にしまっておくいつかこの粒を無駄にしない誰かが現れるまで奥深いところへ厳重にしまい込んで気を緩めることなく見張り続けるそれでもこの状態が続いてゆくうち悪い心にそそのかされたり膨らむ疑問や不安に飲み込まれてしまう最後の一粒に手を伸ばしてしまいそうになる
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探さないほうがいい隠れたもの同士が互いに探し合っている相手を見つけ出すことはこちらが見つかってしまうことでもある取り返しのつかなくならないように様子を伺いながら心配するべきその結果何も起こらなければさほど悪くない結末を迎えられる
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変わり続けるものを最後まで見届けられないありとあらゆる奇跡が起きたとしてもいない未来を知ることはできないそれを嘆いてみても仕方がないのでせめて頭の中で想像してみる変わり続けるものが思いも寄らない想像を超えた形になるのを決してそのようにはならなくても悪くない未来の形をいくつでも無限に思い浮かべられる
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怒られる怒られる目を合わすことなく静かに伝えられる意外なことでもなんでもない普段通りではなくてどこかが緩んでいた同じ言語を話しているはずなのに言葉の壁に阻まれるかのように言いたいことが伝えられない言われたこともよくわからないままそしてまた怒られ怒られてしまう正しく受け止めることが出来ない
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あわない時間偶然なのかどうか表情からは窺い知れない深追いするべきではないと知っていても必要のないことに捉われてしまうどうでもいいことで大切なものを失ってしまう色褪せた紙に描かれた影を見つめて間違え続けたことをひとつずつ辿ってみても
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わるい理由その頭の中で気味悪く出来上がりつつあるものを押し付けようとするそれを受け入れないと悪いと言われてしまう明らかにどこかおかしいそれでも意を唱えるものもなく別の話が断片的につなげられ意図は大きく捻じ曲がってしまう言われるまでもなく分かりきっていることを正しい顔で押し付けてくる
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寄りかかりを防ぐ泥みたいに疲れ切った後でも曖昧な視界がふらついていても決して寄りかかりの起こらないように約束事を守り続けるために遠慮なくこちらに寄りかかっていいよとあちらこちらで聞き覚えのない声のするやがて目の前に非常事態を告げる車の現れる
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違う帰り方まだ長い迷路の途中であっても今日だけは時間を変えて異なる道を通って行くはずのないところへ行くべきではないところへ向かう違う帰り方であとで振り返れば避けるべきだった寄り道なのかもしれない余計なこと無駄に終わることばかりとしても
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再会の気付きやるべきことがあったという出来るのは自分だけだったという今さらそこには戻れないとしても今からでも今だからこそ可能なこと少しずつ蘇ってくる何気ないはずの出来事ようやく思い知らされる後悔している暇があるなら無駄にした心の空洞を埋める
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気になる続きもったいぶらずに今すぐ知らせて欲しいこのままでは眠れそうにないこうなってしまうことは分かっていたはず自分では抑えが効かない明日という日を台無しにしてしまうそこまでして気になる続きそのまた続きを際限なく求め続ける
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ずれたまま直らない直そうとしてもうまくいかない時間が経つほどにずれは大きくなってやがて誰の目にも明らかになるあちらこちらで燻り始めるやがて炎の壁になって逃げ場もなく追い込まれてしまう元通りになる見込みなどなく耐えられない隙間を埋められない
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意味ない習慣いつまで続けるつもり自分だけのためではないと言いながら矛盾を隠せず話を聞いて欲しいわけでもなく何かを得ようとしているつもりでもないただそこに居させて欲しいだけ邪魔にならないようにしているから黙ったままで何もない今日を終えるまた明日もここで同じように何の不満もない
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使いの者として役割を果たす誰からも悟られないように表情には出さず人混みに紛れ埋もれたまま足跡も残さず画面の向こうで記録されたはずの映像にも残らず自分の意見や考えに引きずられることなく役目を終えるまで使いの者として疑いようのない振る舞いを果たすべき責任を全うする
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気づかないふり気づかないふりをする見透かされていたとしても気にならない目を背けたくなることや不条理な言いがかりどうしても避けて通れないもの何度も繰り返し目の前に突きつけられるその度に気づかないふりあるはずの灯りが消えてしまっていて背中の暗闇ばかり強調されてしまう時
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疑いのうわさが聞こえてくる自分たちのことだとは思えないような思い付きもしない立ち振る舞いをしているはずのないことをしたように言われる疑いのうわさひどい言われようでも塞ぎ込んではいない見えないところで誰かが作り出しているありもしない作り話の積み重ね親しげな顔をして近づいてくる
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十二番目の月を数える度にその間隔が短くなっていることに気付かされるあとどのくらい繰り返すことが出来るのだろう少しずつ確かに近づいている目に見えないところにある不安と焦りに苛まれる次に訪れる十二番目の月無意識にいつまでも続くと思っていたものが突然無くなってしまうような
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手探りの宝探し掻き分けてひっくり返す同じところを何度も繰り返し見落としていないとは言い切れない病誰ひとりとして断言できるはずがないあるかもしれないしそもそもないのかもしれない見つけ出せるまで終わりようがないつまりそれは永遠に終わらない
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うそつきの予告これから本当のことしか言わないという信じられない話をする今まで思い込んでいたことが裏返される何を信じればいいのか足元から揺らぎ始める本当のことだけで一度も嘘をついていないといううそつきの予告すべてが反対の意味になる
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